勤務している飲食店を辞めたいけど、どうしたらいいかな?
このような悩みを解消します。
料理人をしていると、退職を考えるタイミングがありますよね。しかし、いざ退職をしようと思っても、辞め方がわからなくて不安でしょう。
飲食店側はあなたに退職方法を教えてくれません。せっかくの戦力を失いたくないからです。
僕はこれまでに、さまざまな方法で退職していく料理人をみてきました。断言できるのは、今後も料理人を続けるなら、円満に退職した方がよいということです。
なぜなら、円満に退職するとメリットがあるからです。
この記事では、料理人が円満に退職する手順とそのメリットを紹介します。記事を読むことで、スッキリと前向きな退職ができます。
実体験をもとに紹介するので、参考にしてみてください。
- 勤務先の飲食店を辞めたい料理人
- 仕事の辞め方がわからなくて料理人
料理人が円満退職をする5つの手順
料理人が円満退職をするための手順を5つ紹介します。飲食店ではなかなか教えてくれないので、ぜひチェックしてください。
円満退職をする方法① 労働条件を確認する
退職したくなったら、労働条件を確認してください。正社員でもアルバイトでも、採用されるときに飲食店側から渡される書類に記載されています。
労働基準法第15条によると『使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。』と定められています。
給料面ばかりを気にしがちですが、退職に関しての「○ヶ月前までに申請」のような条件も記載されています。円満に退職するには、飲食店側の条件を守るよう心がけましょう。
円満退職をする方法② 責任者に退職の意思を伝える
円満に退職するには、責任者に意思を伝えてください。責任者は飲食店によって異なりますが、店長や料理長に伝えると安心です。
責任者に伝える前に、先輩や同僚に伝えるのはNGです。噂のように責任者に伝わってしまうと、よくない印象を与えてしまします。
退職を迷っているときの相談なら先輩や同期でもOKです。しかし、意思が固まっているなら、まず責任者に伝えます。
退職の意思をしっかり伝えるためにも、下記の内容を整理してください。
- 退職希望の時期
- 退職したい理由
- 退職後の進路
退職希望の時期と理由は明確にしなくてはいけません。あえて進路を聞かない飲食店もありますが、もしものために整理しておくとよいでしょう。
円満退職をする方法③ 仕事や同僚の愚痴を広げない
円満退職をしたいなら、仕事や同僚の愚痴を広げてはいけません。愚痴を聞かされて嬉しい人はいないからです。
退職直前はいつも以上に不満が溜まってしまいます。あと味よく退職したいなら、愚痴を広げないように注意してください。
円満退職をする方法④ 仕事の引き継ぎ計画を立てる
円満に退職をするなら、仕事の引き継ぎ計画を立ててください。
- 仕事を紙に書く
- 引き継ぐ相手を決める
- 仕事を引き継ぐ・教える
- 引き継いた相手が仕事を覚える
仕事内容はあたまで理解するだけでなく、必ず紙に書き出しましょう。目で見ることで抜け漏れを防げます。
仕事を引き継ぐときは、いつまでに完了するのか期日を決めるとスムーズです。
引き継いだ相手が、ひとりで仕事ができるようになれば完了です。
円満退職をする方法⑤ 最終日まで仕事に責任を持つ
飲食店を退職するときは、出勤最終日まで仕事に責任を持たなくてはいけません。
退職が決まると仕事のモチベーションを下げる人もいますがNGです。これまで経験を積ませてもらった飲食店へのお返しとして、責任を持って仕事をしましょう。
あなたの同僚や後輩に、しっかりと背中を見せてください。
円満に退職する方法がわかっても、めんどくさいと感じる人もいるでしょう。退職代行サービスを使えば、飲食店への連絡〜退職手続きまですべて代わりに任せることができます。
料理人が円満退職をしたほうがよい3つの理由
- 退職後の手続きがスムーズ
- もしものときに出戻りできる
- 同僚や先輩とよい関係を保てる
料理人が会社(飲食店)を辞める方法はいくつかありますが、円満に退職をしたほうがよいです。円満に退職すると、上記の3つのメリットがあるから。
ドロドロな退職をすると、これらのメリットはありません。あなたにとって重要だと感じるなら、円満な退職を目指してください。
円満退職がよい理由① 退職後の手続きがスムーズ
円満に退職をすると、退職後の手続きがスムーズです。退職手続きには、会社側も準備に時間がかかります。
失業給付を受けるには、離職票が必要です。会社側に用意してもらうためにも、円満に退職しましょう。
ケンカ別れのような辞め方をすると、退職前後の手続きが気まずくなります。気まずいのが苦手なら、円満に退職をしてください。
関係性が悪化して退職した飲食店がありますが、離職票の準備を依頼してもなかなか対応してもらえませんでした。会社側が行うべき手続きや書類提出も僕がやるハメになり、かなりキツかったです。
円満退職がよい理由② もしものときに出戻りできる
料理人が円満退職をすると、もしものときに出戻りができます。仕事を1から覚える必要がなく、即戦力として活躍できるからです。
実際に出戻りをする料理人は多いです。他社や異業種へ転職することで、退職した飲食店の魅力に気づけます。
- 前職が恋しくなった
- 転職先の環境があわない
- 想定していた業務内容ではなかった
ケンカ別れのような辞め方をすると、出戻りを断られます。従業員として信頼ができないからです。
そもそもケンカ別れした飲食店に戻りたいとは思わないですね。
円満退職がよい理由③ 同僚や先輩とよい関係を保てる
料理人が円満退職をすると、同僚や先輩とよい関係を保てます。よい関係を保つと、下記のメリットがあります。
- 飲食業界で収集できる情報が増える
- お互いの進捗報告で刺激をもらえる
- 街で遭遇しても気まずくならない
流行りのメニューや、新しい飲食店の情報など、同業者だからこそ有益な情報交換ができます。
たまたま立ち寄った飲食店で元同僚が働いていたり、あなたが転職した飲食店に元同僚が訪れることもありえます。偶然の再会で気まずくならないためにも、円満退職がおすすめです。
そんなに偶然なんて起きないでしょ。
あなたが他県などに引っ越さない限り、結構ありえますよ。
料理人として転職するなら円満退職をしよう!
- 退職手順を理解して手続きを進める
- 円満に退職するとメリットがある
- 手続きがめんどくさいなら退職代行を使える
この記事では、料理人が円満に退職する手順と、そのメリットを紹介しました。
これからも料理人を続けるなら、円満に退職しないともったいないです。もっとも大きいメリットは、万が一の保険として「出戻り」の選択肢を持てること。
料理人の転職は運に左右されることが多いです。転職先でうまくいかないときに、出戻りができるのは魅力です。
他の飲食店への転職を成功させたいなら、転職エージェントを利用すると安心です。転職先探しから面接対策までを無料でサポートしてくれます。
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