悩める男性料理人になりたいけど、僕が料理人に向いているのか気になるな〜。
料理人になりたいなら、働きはじめる前に適正をチェックすることをおすすめします。料理人に向いているかをチェックするだけで、就職のミスマッチを避けることができるからです。
実際の現場でも、自分の適正を理解せずに働きはじめた人はすぐに退職しています。
この記事では、料理人に向いている人の性格を紹介します。記事を読めば、あなたが料理人に向いている性格かがわかります。
料理人を目指している人はもちろん、すでに修行している見習い料理人も、どれくらい当てはまるのかチェックしてみてください。
料理人に向いている人の５つの性格とは？
- 真面目な性格
- 忍耐力がある
- サプライズが好き
- 味覚が優れている
- 目標と向上心がある
料理人に向いている人の性格を5つ紹介します。
これらの項目に当てはまっているあなたは、料理人に向いているので自信を持ってください。
料理人に向いている人① 真面目な性格
真面目な人は、料理人に向いています。真面目な性格が料理人に向いている理由は下記のとおりです。
- 食材を正しく取り扱える
- 包丁を安全に使いこなせる
- 指導されたことを素直に改善できる
料理人の仕事は、守らなければいけないルールが多いです。
食品衛生や安全面だけでなく、飲食店ごとのルールもあります。不真面目でルールを守れない人は信頼されず、仕事を任せてもらえないです。
食材や包丁を正しく使えないと、自分だけでなく周りの料理人に迷惑をかけます。
創作料理を出している料理人は、ルールに縛られずに自由に仕事をしていると思われがちです。しかし実際は、基本技術やルールを守ったうえでオリジナリティーを出しています。
料理人に向いている人② 忍耐力がある
忍耐力がある人は料理人に向いています。料理人は厳しい仕事なので、忍耐力がないと続けられません。
- 下積み期間が長い
- 1日の労働時間が長い
- 先輩料理人の指導が厳しい
見習い料理人として一生懸命働いても、周りに認めてもらうまでには長い期間が必要です。忍耐力がないと途中で挫折します。
ひと昔前までは「料理人が一人前になるには10年の修行が必要」と言われていました。今の時代は反対意見も増えていますが、長い期間がかかるのは変わりません。
1日の労働時間が長いのに、先輩の指導が厳しくなると辞めてしまう見習いも珍しくないです。なかにはパワハラ被害もあるので、しっかり対応しないと厳しいでしょう。
忍耐力があれば、ツラい期間も耐えられます。無理に耐えすぎて心が折れないように注意が必要です。
イレイベタだけど、とりあえず3ヶ月続けるまではキツイです。なかには初出勤の翌日には辞めている人もいました。
料理人に向いている人③ サプライズが好き
人を喜ばせること（サプライズ）が好きな性格は、料理人に向いています。料理人にとってお客様へ感動を与えることも仕事です。
「料理で人を喜ばせたい」という気持ちは、料理人として最高のモチベーションになります。
サプライズは、相手への思いやりの強さが表れます。思いやりが欠けていると、相手のことを考えない”自分勝手な料理”になるので注意が必要です。
一流の料理人になるためには、常に相手への思いやりを持ちましょう。
イレイカウンターで仕事をすると、目の前のお客様の反応がみれるので楽しいですよ。
料理人に向いている人④ 味覚が優れている
味覚が優れている人は料理人に向いています。料理人にとって食材や料理の味を覚えることも仕事だからです。
味を知らないと出来上がりの料理をイメージすることが困難です。
味覚が悪いと、出来上がった料理と作りたい料理の味がズレます。仕事として料理をするなら、味のズレはNGです。
多くの料理の味を知っていれば、再現することはもちろん、応用して活かすこともできます。
味覚はトレーニングで鍛えることができます。問題を抱えているなら早めに鍛えておくとよいでしょう。
食べ歩きや食材宅配サービスを使って、いろんな食材や料理に関わりを持ちましょう。
料理人に向いている人⑤ 目標や向上心がある
目標や向上心がある人は、料理人に向いています。下記のような目標があれば仕事に集中できます。
- 一人前の料理人になる
- 勤務先で料理長になる
- 独立して開業する
明確な目標を持っている料理人の成長は早いです。目標を達成するためにやるべきことをわかっているから。
目標が見つからないなら、「尊敬する料理長や先輩のようになりたい」でも良いでしょう。いまの仕事よりひとつ先の仕事を覚えるなどでもOKです。
目標を立てるときに重要なのは大きさではありません。目標があることが重要です。
イレイ大きな目標でなくても、「どんな料理人になりたいか」が明確にしていると良いね。
料理人に向いている人もさらに努力をすべき
- 向いているのはスタートが有利なだけ
- 向いていない人の追い上げは侮れない
- もっとも料理人に向いているのは努力の基準値が高い人
料理人に向いている人の特徴を紹介しましたが、実際は努力でどうにでもなります。
優先的に鍛えるべきポイントを3つ紹介します。
向いている人はスタートが有利なだけ
料理人に向いている人の特徴を紹介しましたが、向いているというのはスタートが有利なだけです。向いていない性格でも、性格や考え方は意識して改善ができます。
向いていない性格だったとしても、先輩からの指導や同期の姿に刺激を受けて変われます。数年後にはスキルや立場が逆転していることも珍しくありません。
スタートが有利なのは、早くから先輩料理人から注目されやすいです。同期よりも早く仕事を任せてもらえる可能性が高いので大きなメリットです。
料理人に向いている性格なら、仕事面に集中できます。同期や後輩が追い上げる前に差をつけるとよいでしょう。
向いていない人の追い上げは侮れない
料理人に向いている人は成長が早い反面、油断していると他の見習い料理人に先を越されることがあります。向いていない料理人が実力を認めると、ものすごい勢いで努力を重ねて成長するからです。
マラソンをイメージするとわかりやすいです。先頭で追われる側よりも、後ろから追いかける側の追い上げで、最後には追い越すことも珍しくないですよね。
気がつくと差がなくなり、追い越されることもあるので、料理人に向いているからといって努力を怠ってはいけません。
料理人に向いているのは努力の基準値が高い人
先ほど、料理人に向いている人の特徴をあげましたが、もっとも料理人に向いているのは「努力の基準値が高い人」です。
努力の基準値が高い人は、周りが「努力」と思えることを当たり前にこなすから。そんな感覚の人が努力を重ねれば、確実に腕が上がります。
調理シーンでひとつの料理を精一杯やるのは大事ですが、高い水準で2つ・3つの料理を進行する料理人は優秀です。
たとえ料理人としての技術がなくても、基準値の高い努力を積み重ねることが重要です。先輩料理人の動きをみながら、基準値を上げていきましょう。
イレイスポーツの世界で見ても、元メジャーリーガーのイチロー氏や、元サッカー日本代表の中田英寿氏も、努力の基準値が圧倒的に高いことで有名だよね。
思考と努力で料理人に向いている人になれる
- 料理人に向いている考え方や捉え方がある
- 向いている人はスタートが早いだけ
- 努力しだいで一流の料理人になれる
この記事では、料理人に向いている人の特徴を5つ紹介しました。結論として、料理人に向いている人には共通する「考え方」と「捉え方」があります。
真面目さや忍耐力は、「料理人になりたい」という意思が強ければ身につけることが可能です。
味覚や技術は努力しだいでいくらでも身につけることができます。
つまり、生まれ持っての才能は、料理人にとってはそれほど重要ではないのです。
とはいえ向いている人は、料理人としてのスタートが有利になるのも事実なので、同僚や後輩に追いつかれないように努力を重ねる必要があります。
もともと料理人に向いている人が努力をし続ければ、一流の料理人になれますよ。
