
一流料理人の生き方を学びたいけど、おすすめの本ってどれだろう?読んだ人の感想が知りたいな。
一流の料理人による自伝本やインタビュー本から学びたくても、どれを選べば良いか困っていまう見習い料理人は多いでしょう。
とりあえず有名料理人の本を読んでみたけど、いまいちピンと来なかったり、読み続けるまでの気力が続かないこともありますよね。本を読んでも得られるものが見つからないのは、その本自体に魅力がないからです。
実際に僕も見習い料理人の頃に自伝本を40冊以上読んできましたが、参考になったのは数冊だけです。
そこでこの記事では、僕が料理人目線でおすすめの本5を冊だけ紹介します。
振り返ると料理人の自伝とインタビュー本だけで5万円ほど費やしてますが、これからの料理人には時間とお金を無駄にして欲しくありません。見習い料理人の目線で役に立ったおすすめの本なので、無駄なく学びたい人は参考にしてください。
見習い料理人におすすめの本 5選 〜自伝&インタビュー本〜

見習い料理人におすすめする自伝とインタビュー本は、この5冊だけです。
実際に僕が購入して読んだ本なので、自信を持っておすすめします。
なぜ、日本人シェフは世界で勝負できたのか
- 日本人のよさ・強みの活かし方がわかる。
- 世界で活躍する15人のシェフへの個別インタビュー。
- 世界を見据えている見習い料理人におすすめの本。
2010年以降、日本人シェフが世界で活躍するシーンが増えています。
それは、彼らが「日本人シェフならではの強みの活かし方」を知っているからです。
この本では、フランス・イタリア・日本で活躍する15人の日本人シェフへのインタビューから、世界で活躍するために必要なスキル34個を紹介しています。
見習い料理人のうちに知っておくことで、意識的にスキルを伸ばすことができます。
一流の本質~20人の星を獲ったシェフたちの仕事論

- いわゆる “常識” にとらわれないプロの仕事論。
- 日本トップの20人が「仕事の本質」について語る。
- 料理人だけでなく、経営者やビジネスマンにも通ずる本。
料理人なら誰しも知っている名店の一流料理人たちが考える「仕事の本質」について語る一冊。
見習い料理人時代の話や、現在の飲食業界でプロとしてあり続けるためのマネジメント論が満載です。将来独立を目指す料理人には欠かせません。
ただガムシャラに働くだけでは一流にはなることはできないので、プロの視点を持つためにもおすすめです。
料理だけでなく、ビジネス視点でも学べる本であり、堀江貴文氏も絶賛しています。
「旨い」仕事論 一流の料理人に学ぶ成功を勝ち取る45の極意

- 3人の一流料理人へのインタビュー本。
- 成功の裏にある見習い時代や独立後の秘話を紹介。
- 成功を目指す見習い料理人におすすめの本。
和食の鉄人である道場六三郎、天才中華料理人の長坂松夫、フレンチの新星である北岡飛鳥へのプロとしての仕事論をまとめたインタビュー本です。
見習い料理人時代の苦労や失敗談だけでなく、成功への道のりが集約されており、料理人から高い評価を得ています。
本書で紹介されている45の極意から、今のあなたに役に立つことが必ず見つかります。文章が読みやすいので、読書に不慣れな人でもサクサク読める1冊です。
未踏 あら輝 日本一予約の取れない鮨屋

- 銀座に出店後すぐにミシュラン三つ星を獲得した名店「あら輝」
- 店主 荒木水都弘の仕事への思いと未来について語る。
- 書店では見かけない本。
世界中の一流料理人が目指す “ミシュラン三つ星” を通過点と捉える店主の仕事論と未来のビジョンについて紹介する本。
店主の荒木水都弘は本書を出版後に拠点をロンドンへ移しますが、そこでもミシュラン三つ星を獲得し、東京とロンドンでミシュラン三つ星を獲得した唯一の寿司職人となりました。
いまでは拠点を香港に移しているので、「あら輝」を知らない料理人が多いですが、名実ともに超一流なので、本書から得られることは多いです。
ちなみに僕は東京の寿司屋で働いているときに、偶然立ち寄った書店で本書を見つけましたが、ほかの書店では見かけたことがありません。
だから僕は、料理をつくる。
- 「賛否両論」の笠原将弘の自伝。
- 人気料理人が過去と人生を語る本。
- 本人執筆のエッセイのため個性が伝わり読みやすい。
「賛否両論」のマスターであり、僕が個人的に好きな料理人である笠原将弘のエッセイ本。テレビや雑誌のメディアにも多数取り上げれている超人気料理人です。
笠原将弘の過去や仕事への思いを、独自の表現で伝えてます。読書が苦手な人でも読みやすいエッセイ本です。
本人の思い出のレシピも公開されており、作ってみたくなるでしょう。
見習い料理人に本をおすすめする3つの理由

- 一流料理人の人生を知れる。
- 一流料理人の考え方がわかる。
- 一流料理人を自分に重ねて成長できる。
見習い料理人に本がおすすめな理由は上記の通りです。
それぞれの理由を詳しく紹介します。
本を出版するのは一流料理人ばかりなので、ひとつひとつの発言や思考が参考になります。
見習い料理人に本がおすすめな理由① 一流料理人の人生を知れる
- 見習い料理人としての苦労。
- 料理人としての大きなキッカケ。
- 一流料理人になった今の仕事内容。
見習い料理人は本を読むことで、一流料理人が歩んできた苦労や壁を知ることができます。
料理人に訪れる壁をイメージできると、いざという時に乗り越えやすくなります。どんな料理人にも壁はやってくるので、あらかじめ知っておきましょう。
一流料理人の仕事内容を知っておくことで、将来の目標をより明確にできます。
見習い料理人に本がおすすめな理由② 一流料理人の考え方がわかる
- 挫折を乗り越えた思考方法。
- 料理とお客様への向き合い方。
- 飲食店経営をするうえでの考え方。
見習い料理人に本をおすすめする理由は、一流料理人の考え方がわかるからです。自伝やインタビューで紹介される考え方には、一流になるために欠かせない思考が隠されています。
さまざまな一流料理人の思考に触れることで、一流ならではの考え方が身に付きます。
どんなに技術が優れていても、考え方が二流だと一流になれません。見習い料理人のうちに、一流の考え方を知っておくのは重要です。
見習い料理人に本がおすすめな理由③ 一流料理人を自分に重ねて成長できる
見習い料理人に本をおすすめする一番の理由は、一流料理人の姿を自分自身に重ねることで、成長に繋げることができるからです。
一流料理人が見習いの頃に抱えている問題のなかには、今のあなたが抱えている問題と重なることも多いでしょう。
本を読めばモチベーションが上がります。意欲的に仕事に取り組むことで、料理人としての成長スピードも上がります。
見習い料理人の成長に本を読むのはおすすめ!

- 一流の人生や思考に触れられる。
- 同僚と差をつけることができる。
- 自宅でも休憩中でもどこでも読める。
この記事では、見習い料理人が成長するためにおすすめの本と、その理由を紹介しました。
見習い料理人が本を読むことで、一流料理人の人生と考え方が学べます。学びは料理人には不可欠です。
ただ読むのではなく、実際に活かせる本を厳選して効率よく学ぶことがおすすめです。
上記の5冊は、僕自身が実際に読んだ中でも学びが多かった本です。
料理人としてはもちろん、経営者目線でも参考になります。将来の独立や開業を目指しているなら本を読むことは必須です。
本を読んでいる料理人と、まったく読まない料理人では、仕事の成果に大きな差が付いてしまいます。一流料理人の成功例ほど参考になることはありません。
