料理人になりたいけど、履歴書の書き方がわからない・・・。
このような不安を解消します。
料理人になるには、飲食店の採用面接をクリアしなければいけません。そのために重要なのが履歴書です。
履歴書をまともに書けないと「非常識な人」「やる気のない人」という悪い印象を与えます。つまり、履歴書によって採用結果が決まるのです。
あなたがどんなに料理人になりたくても、履歴書の書き方で不採用になってはもったいないですよね。
この記事では、5つの飲食店の面接に合格した僕が、採用される履歴書の書き方を紹介します。記事を読めば、しっかりアピールして採用される確率が上がります!
求人募集をする飲食店は人手不足ですが、誰でも採用するわけではありません。料理人としての技術や経験がなくても、正しくアピールできれば採用されます。
- 飲食店の面接で採用されたい人
- 履歴書の書き方がわからない人
料理人が履歴書を書く前に知っておくべきこと
- 履歴書の役割は会話のきっかけ
- 履歴書は手書きでもデジタルでもOK
- おすすめの履歴書はJIS規格で決まり
履歴書の概要を知らないまま、いきなり書き始めるのは危険です。
書き始める前に知っておきたいことを3つ紹介します。ぜひチェックしておきましょう。
履歴書の役割は会話のきっかけ
履歴書には、面接担当者との会話のきっかけをつくる役割があります。さまざまな情報が記載されているので、履歴書の情報をもとに会話がうまれます。
- 生年月日・住所
- 地元や地域の話題が広がる
- 資格・学歴・職歴
- 過去の経験で共通の話題やアピールができる
- 志望動機・その他
- 熱意をアピールできる
面接は緊張するので、自分から会話を広げるのが難しいでしょう。履歴書を提出すれば、記載情報をもとに面接担当者が話を振ってくれるのでスムーズです。
業務に直接関係がない質問でも、しっかり答えて会話をすることは重要です。会話がスムーズだと、人間性やコミュニケーション能力を評価されます。
履歴書の内容をもとに面接が進むため、どんな質問がくるかを予測しやすいです。事前に質問を予測しておけば、うまくアピールできる回答を準備できます。
履歴書は手書きでもデジタルでもOK
履歴書の作成方法はおもに2つです。
- デジタル版(PCで作成しデータを提出)
- 手書き版(紙とペンで作成し履歴書を提出)
なかには指定している企業もありますが、飲食店のほとんどは指定なしです。PC操作に慣れているならデジタル版、紙とペンで作成したいなら手書きで作成してください。
作成してから指定に気づくと、作り直しが必要になります。作成前に指定がないかチェックしてください。
おすすめの履歴書はJIS規格で決まり
履歴書にはさまざまな種類がありますが、なかでもJIS規格がおすすめです。正式な書類として認知されているので、指示通りに情報を記入するだけで作成できます。
JIS規格のメリットは下記の3つです。
- JIS規格の正式書類で安心
- 封筒とシール付きで使いやすい
- 職務経歴書付きで活用しやすい
とくに履歴書にこだわりがなければ、JIS規格で作成すればOKです。
履歴書の規格によって入力欄が異なります。書きたい項目がない履歴書だと、アピールが不十分になるので注意です。
僕はこの履歴書で江戸前寿司屋も、沖縄料理屋も海鮮料理屋も合格しましたよ。
採用される料理人の履歴書の書き方
料理人が希望の飲食店で採用されるためには、正しい履歴書の書き方を抑える必要があります。
履歴書の書き方をわからない人を採用する飲食店はないので、しっかりチェックしておきましょう。
履歴書の書き方① 基本情報
学歴と職歴
履歴書の学歴蘭に記入する学校名は、省略をせずに正式名称で「○○県立□□高等学校△△科 入学」と書きましょう。
学歴をすべて記入したら、学歴と分けて職歴を記入します。
職歴は、これまでの仕事の在職履歴を「株式会社〇〇 □□部門 入社」のような形式で書きましょう。
年号は西暦と元号のどちらを使用しても問題ありませんが、履歴書全体で統一する必要があります。
西暦と元号のどちらも使っていると、読みにくい履歴書になるのでNGです。
免許・資格
資格や免許は取得した順番に記入してください。
飲食店の採用面接なので、調理師免許やソムリエ、利き酒などの資格を持っている場合は忘れずに書きましょう。
なぜなら、あなたのこれまでの努力と結果をアピールできるから。
ちなみに、運転免許証や英語検定などの、料理に直接関係しない資格でも書いてください。
アピール材料は多い方がいいので「これくらいなら書かなくてもいいかな」はもったいないです。
また、取得を目指して勉強中の資格があれば、「取得見込み」として記入してOKです。
趣味・特技
趣味や特技は、料理人の仕事に関係のないことでも書いてください。
なぜなら、あなたがどんな人間なのか知ってもらえるから。
記入した内容によっては、面接担当者との会話のキッカケになるので積極的に書きましょう。
面接担当者に良い印象を与えられたら、採用される可能性が上がります。
志望動機
履歴書のなかでもっとも重要な項目です。
あなたをアピールする項目になるので、後ほど詳しく解説します。
履歴書の書き方② 文字を丁寧に書く
履歴書はあなたの採用を判断するための書類なので、文字は丁寧に書きましょう。
手書きの文字からは、書いた人の性格や人間性が伝わります。
文字が乱れていたり、空欄の多い履歴書を見て、良い印象を受ける人はいません。
たとえ綺麗な文字が書けなくても、丁寧に書いた文字なら気持ちが伝わります。
社会人として、お気に入りのペンを1本持っていると良いでしょう。
ちなみに僕が実際に愛用しているボールペンは「ゼブラ ジェルボールペン」です。
料理人が採用されるための志望動機の書き方
- 飲食店の良い印象を伝える。
- 採用するメリットをアピール。
- 将来の夢や目標をしっかり書く。
履歴書のなかでも、採用を判断するために重要な項目が志望動機です。
料理人が採用されるための志望動機の書き方を紹介します。
飲食店の良い印象を伝える
採用面接を受ける飲食店の良い印象を伝えると、採用されやすくなります。
その理由は、飲食店に魅力を感じていれば、一生懸命に働いてくれるという期待を与えられるからです。
実際に採用されるための志望動機の例を紹介します。
例①では、飲食店の理念に共感しているとう点をアピールしています。
理念に共感されると、「会社の求める未来に共に向かっていける人材」だと印象を与えるので、採用確率が上がるのです。
例②では、その飲食店で食べた料理によって働きたいと思ったことをアピールしています。
実際に料理を食べたうえで就職を志望していることが伝わるので、就職への熱い気持ちが伝わります。
自分の働いている飲食店を褒められて、嫌な思いをする面接担当者はいないので効果的です。
あなたを採用するメリットをアピール
飲食店で採用されるためには、飲食店側があなたを採用するメリットをアピールしましょう。
なぜなら、飲食店は人材確保を目的に求人をしていますが、プラスのメリットがあれば他の求職者との差別化ができるから。
たとえば、前職での経験や実績を記載すると、充分なアピールになります。
飲食店での経験がない人は、真面目さや気持ちをアピールしてください。
将来の夢や目標を書く
採用される履歴書で多いのが、あなたの夢や目標が、この飲食店で働くことで達成に近づくことをアピールしている志望動機です。
この例では、夢である独立開業を達成するために、この飲食店(寿司屋)で働くことの必要性をアピールしています。
夢や目標が明確だと、「夢のためにしっかりと働いてくれる」というイメージを与えられます。
料理人の履歴書の書き方 〜注意点〜
- 記入漏れはNG。
- 誤字をチェック。
- 経歴は隠さない。
- 証明写真を綺麗に。
- 管理をしっかりする。
料理人が履歴書を書くときの注意点をそれぞれ紹介します。
履歴書を書くときの注意点① 記入漏れ
履歴書に記入漏れがあると、「注意が欠けている」「仕事を雑にこなす」などのマイナスの印象を与えるので注意してください。
書き上げた直後に一度確認し、翌日にも改めて確認することで、高確率で記入漏れを防ぐことができます。
ちなみに記入漏れが多いのが、履歴書の上部にある「記入日」です。
記入日の項目には、履歴書を書き始めた日付ではなく、面接日(郵送の場合は投函日)を書いてください。
履歴書を書くときの注意点② 誤字をチェック
記入漏れと同様に、誤字がないかチェックしましょう。
通常の書類なら修正ペンで直したり、二重線を引いて訂正しますが、履歴書ではNGです。
誤字があった場合には、新しい書類で書き直してください。
また、印鑑を押すときはズレないように集中が必要です。
履歴書を書くときの注意点③ 経歴を隠さない
履歴書を書くときは、これまでの経歴を隠してはいけません。
なぜなら、採用後に隠していたことが判明した場合、一気に信頼がなくなるから。
料理人はチームワークが必要なので、同僚からの信頼がなくなると仕事になりません。
過去に数ヶ月しか在籍していない職歴があっても、隠さずに書いてください。
面接のときに短期で退職した理由を伝えることで、アピールになることもあります。
履歴書を書くときの注意点④ 証明写真を綺麗に
履歴書に貼る証明写真は、綺麗に撮影した写真を選びましょう。
なぜなら、履歴書にとって証明写真は顔だから。
面接担当者が履歴書を見るときに、もっとも印象に残るのは証明写真です。
履歴書の証明写真をみながら、採用面接のやりとりを思い出すこともあるので、綺麗な写真を貼ってください。
また、撮影から3ヶ月以内の証明写真が必須であり、撮影機や写真屋で撮影したものを使います。
履歴書を書くときの注意点⑤ 管理をしっかりする
履歴書は採用面接の重要な書類なので、しっかりと管理をしてください。
無駄な折れ目や汚れがあると、面接担当者に悪い印象を与えます。
書き終えたらチェックをして、クリアファイルなどに入れると安心です。
採用される履歴書の書き方を身につけよう
- 字が下手でも丁寧に書く。
- 記入漏れと誤字をチェック。
- 採用するメリットを伝える。
- 志望動機でしっかりアピールする。
- 履歴書をクリアファイルで管理する。
この記事では、料理人として採用されるための履歴書の書き方を紹介しました。
履歴書は面接担当者へ提出する重要な書類なので、正しい書き方を身につけることが重要です。
なかでも志望動機にこだわって、他の面接希望者との差別化ができれば、採用される可能性は高くなります。
証明写真の貼り忘れや、記入漏れがあると、しっかりしていない人間だと思われるので注意してください。
この記事で紹介しているのは、僕が実際に料理人として採用された履歴書の書き方なので、ぜひ参考にしてくださいね。
ここまで読んでも履歴書の書き方に自信が持てないなら、手厚いサポートが無料で受けられる転職エージェントを使うのもアリです。